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63回目の夏

August 15, 2008 2:29 PM


僕は戦争を知らない。僕の両親ですらその記憶は朧げだ。それは、映画やドラマや、ドキュメンタリーや、文章の中で繰り返され、想像の中でしかない。だけど、今日この暑い空や、この地面が、63年前からつながっているという事実を足を止めて耳を澄ませてみる。この青山でも、表参道でも空襲でたくさんのひとが亡くなられたそうだ。63年前、国を、家族を、守り戦い生き抜いてくれた人達のおかげで今の自分がある。靖国の問題や戦争責任、かたらなければならない問題が山積みであるにせよ、これは紛れも無い事実だ。リアリティをもつのは難しい。だけどイメージはできる。そして、愛する人を傷つけない。二度あやまちは繰り返さない。生きていることは素晴らしい。生かされてる事は、大変だけど愛おしい。感謝だ。物事には一つの側面しかないわけじゃない。加害者がいれば被害者もいる。立場がかわれば真逆になる。戦争は狂気だ。だけど、一生懸命国を守り、生活を守り、家族や愛する人を守ろうとしていたあの人達の為にも、この時代を精一杯生き抜こうと思う。八月
十五日。今日も暑いね。

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丸山敬太

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