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October 14, 2008 7:59 AM
亡き母が愛でていた山の家は、耳がツーンとなるほど 空に近く、木々と風と水しかないところにあります。
冬は凍結で上がれないので、紅葉の頃を最後に また次の春まで行きません。
正直言えば、あまりに遠く、何もないので ついつい行くのをおっくうがってしまう どーしよーもない娘です。
母の供養と思い、風を通しに行くだけで 母のようにのんびりと数日を過ごすということもしません。
行くまではめんどうなんですが 行くとまたすぐ来よう!と思います。
でも結局はまたしばーーらく行かなくて 友人たちの「行こうよ!」という誘いがあってやっと 今日のように行き、そしてまた来ようと思う・・・ その繰り返しです。
山に行くと水を汲みます。
ひとの気配のない山の中で その水はいつも、命あるかのようにほとばしり その勢いの中に手を差しいれるだけで 幸福が身体中にあふれていきます。
母の水。
山から戻ると母はいつも、ただいまの代わりに 「美味しいお茶飲みましょう!」と言って お茶の準備をはじめます。
かたわらでは山の花たちが新聞紙にくるまれ 山の水で生けられるのをおとなしくまっていますので 私をそれを大きな花瓶で山での姿に戻すのでした。
親孝行なんて、どんなにしても し足りなかったと、後悔するものだということにして その想いを母を偲ぶきっかけにしています。
それは父に対しても同じ。
山の家で父の口真似なんかして みんなを笑わせていると 本当に空から両親の笑い声も聴こえてくる気がします。
ベランダに防腐塗料を塗り、そとの落ち葉と枯れ葉を片付け 真っ暗な山道を東京へと向かう。
母はすごく喜んでいるな。 山に来たこと。 そして、こんな面倒な仕事をやりたい、と言ってくれる 心優しい友人たちが私にいること。
持って帰った水をごくごくと飲む。
ママお水をありがとう。 神様友達をありがとう。
冷たいよー。でも嬉しいよー。
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Bumper inc. President / PEACH JOHN General Manager / Creative DirectorLind@pj