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June 16, 2008 11:00 PM
5月8日、視察の最終日。 朝から、マラウイ首都のリロングウェにある保健所へ。
ここでは、妊婦検診、幼児の定期健診、HIVの検査とカウンセリング、 ARV(HIV陽性者のための薬)治療を行っているそうです。 朝は7時半からオープンですが、本当に大勢の人たちが診療を待っていて、 施設内はどこも行列でした。 何時間も歩いてやってきて、また3時間〜5時間も順番を待つそうです。 常駐している医師2名で、一日に300人も診る日もあるそうです。
5歳になったばかりの我が子が、HIVに感染していたことを知り、 とてもショックを受けていた母親がいました。 口内炎が多く、下痢もひどいという話。 問診で病気の進行度を推測し、ARV治療を行うかどうか検討する医師たち。 その場で確実に即断しなければなりません。 診療を待っている人の数は果てしないのです。
これが、ARV(抗レトロウイルス)薬。 この薬の発明によって、HIV感染者の死亡率は激減しました。 飲み続けることで、エイズの発症は抑えられます。 患者には無償で提供されています。 そして、この薬は世界中の人々の寄付金によって用意されています。 この保健所の薬は、ユニセフの提供によるものでした。
しかし、小児用のARV薬はまだありません。 適切な処方もなければ製薬会社もなく、投薬量に関するガイドラインもまだありません。 子供たちには、医師が経験上の知識で、成人用のものを調節して飲ませているそうです。 この女性医師は、韓国系アメリカ人。 ここの常駐ではなく、マラウイの国中の診療所を転々と巡回しているそうです。
アメリカのベイラー大学から派遣で来ていました。 きっと志願してきたのでしょう。
「 Hi ! I'm Dr.Maria ! Nice to meet you !」 はっきりと明るい声。かっこいいふるまい。 任務とはいえ、不自由すぎるこの国での暮らしと激務の日々には、 多くの苦労があることでしょう。 心身共くたくたになることもあるだろうに。 彼女の使命感に燃えた目をみていると、 しっかりと自己管理されたタフな精神力を感じました。 アメリカ人ならではのヒーロー魂が、 彼女自身を奮い立たせている気がしました。 この人に会えたことは、自分にとって、 とても良い刺激になったような気がします。
2月に行ったマドンナのパーティから、 いろいろいろいろ考えた、この4ヶ月。
次回は、まとめたいと思います。
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