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March 9, 2010 1:36 AM
PJ夏号の撮影。
モデルはローラ。 WEB連載もあるので毎月のように会っているが、 どんどんきれいになっている。 『ViVi』での活躍はもちろん、 TOKYO GIRLS COLLECTION のコンピレーションアルバムへの参加など、 充実は顔に表れるものなんだなと感じさせる。
彼女の今の美しさを新鮮なイメージで表現したいと 毎回あれこれ策を練り、 夏のテーマはグラマラス&ロマンティックとした。 「いつもより少し切なく、大人っぽくね」 と声をかけて撮影スタート。 二十歳のローラならではの、瑞々しい恋の表現に胸を打たれました。
写真はPJの表紙や広告でおなじみの山本光男さん。 ボス/Lindaの撮影チームといえば……な存在。 リクエスト以上の「光」が写真にライブ感を生み出していくのを 見ることができて、本当に嬉しかった。 過去には、ローラがマイハニービー企画でPJに初登場したときと、 春号の「Rock'n Rola」を担当していただいている。
ヘア&メイクは面下伸一さん。 いつもはPJ編集/小林花子チームで、菅原沙樹さんのH&Mをしていただいている。 初めてお会いしたときに 「いつか自分が担当する撮影でもお願いします!」 と言ったのがやっと叶った。 今回は「3年後のローラ」を表現するという、 まるでエスパーの役割をしていただいた。 ご自身の旬をモデルに投影して「今」をつくる、素敵な方です。
March 3, 2010 9:33 PM
自分がMOOKやPJに時間をかけている間、 GJ編集/佐藤はるか&後藤がそれぞれの企画を進めてくれている。
GJのなかで最も体力を要するのは、Livingの撮影。 大量の商品を出したりしまったり、撮影のための部屋を作り、バラし、 一日中模様替えをする。 ディレクション担当ががんがん散らかして、アシスト担当がざくざく片付ける というシステムで撮影は進み、終わる頃には全員へとへと……が常。
今回の担当者はGJ編集/佐藤はるか。 自分にとって彼女は、 「ロマンティック村から通勤してきている妖精」。
棲んでいるのは、大木をくり抜いた家。 円形の部屋の壁半分はクローゼットになっていて、 カーテンでできた扉をさーっと開けると、 ベージュからピンクまで、微妙に異なる色合いの服がつまっている。 毎朝、その微妙に異なるカラーを組み合わせて着ると 「ふむ。」 と満足して、家を出る。 人間が利用している駅に到着するまでは どんぐりで運賃を支払うトロッコに乗ってきており、 たまに「あ!どんぐりを忘れてきてしまった!」と言って たぬきの車掌に「またか、しょうがないな」と思われている。
……というような物語を細部に至るまで考えてあるのだが、 彼女はなかなか受け入れてくれない。 意見は前向きに受け取めるタイプなんだが。
フレンチの香り漂うビジュアル作りが持ち味で、 大人が飲むショコラみたいな甘さをGJにプラスしている。
撮影から帰ってきた彼女にビジュアルを見せてもらうと、 まさに、ビター・スウィートな出来映え。(ふむ。)
夏号Livingのテーマ「恋を呼び込むお部屋」をお楽しみに。
March 2, 2010 9:34 AM
ブッキング: 最もやっかいで、夢の実現には避けて通れない仕事。 たまに嘘みたいにスムーズに事が運び、面食らった上に疑心暗鬼に陥る。
*
編集会議が終わり、自分の担当企画が決まると、 こういうビジュアルがつくりたい! このモデルで! このフォトグラファーで! このヘア&メイクで! イメージをふくらませていく。 そして実現に向けて、全員が同時に揃う日を探りつつ、 スケジュールをキープしていく。 それが、撮影におけるブッキング。
各事務所に連絡して、スケジュール状況を確認していくのだが、 これがなかなかに困難。 自分の中ではもうイメージが決まっているのに、 来日していたはずのモデルは帰国、 フォトグラファーは海外で撮影中、 ヘア&メイクは一週間ベタで予定が入っている。
……。
夢を描いているうちはハッピィだったのに、いきなりどん底。 だが毎度のことなので、気持ちを入れ替えてすぐに仕切り直す。 この時点で、 全部で何人いるかわからない、会ったこともない競争相手を意識し始める。 テレビ、広告、雑誌、Web、すべての媒体のスタッフ全員が敵!になる。 (多分、ここが自分の短所。) 押しつつある予定と格闘しながら、なんとか撮影にこぎ着ける。
GJのファッションページでおなじみの「Twokeys」夏号用の撮影は、 スタッフもモデルもロケ先も、実に、平和的に、あっさり決まった。 「奇跡だ!」 喜んだのも束の間、 「何か落とし穴があるのでは? 天気は大丈夫なのか?」 いきなりナーバスになり、 ロケ地の天気を予報サイトで朝昼晩チェックする毎日が始まってしまった。 撮影日まで、この状態は続く。
……デスパレートな自分にはうんざりだが、止めることはできない。
February 19, 2010 8:05 PM
『プラダを着た悪魔』や『アグリー・ベティ』に出てくる ハイブランドでかためられ、整理整頓され、美しくレイアウトされた 夢のクローゼット。 あんなだったらいいのだけど……倉庫か物置か? 我がクローゼット(仮称)は混沌としている。
「あれどこだっけ?」 にすぐに対応してくれるのは、 編集アシスタント/佐久間、星野、平井。 彼女たちが、ここの管理責任者。
仕事は過酷だ。
1号分の撮影に必要な下着、服、靴、バッグ、コスメティック、雑貨は、 すべてクローゼットに集められる。 生産前なので新商品サンプルはひとつしかない。 このカオスからたったひとつでも無くなると、大問題。 カタログに載せる写真が撮れなくなるし、 撮影後にはマスコミへの貸し出し用になるものだから。 もちろん、できるだけ新品の状態をキープするよう、 丁寧に扱うのも忘れてはならない。
また、サンプルは完璧ではない場合もある。 実際の商品とは違っていたり、例えば、 丈が、ボタンが、フリルの幅が、色によって異なるなどのチェックもする。 直せるものはあらかじめ直さないと、撮影に支障が出る。
撮影前には企画毎のラックを準備。 コーディネイトをデジカメで撮って、撮影リストを作る。
キャッチーなコーディネイトを作ることができると、 売れっ子アシスタントになる。 企画内容を理解して、担当の編集とイメージを共有できれば、 強力なアシスタントになる。 提案ができれば、撮影を任される。
クローゼットを通してどんな夢を育めるか。 気づくと、 ランチもとらずに狭いクローゼットを行ったり来たりしている彼女たち。 次の夢を託したいと、楽しみにしている。
February 19, 2010 12:55 PM
香港のPEACH JOHN THE STORE用に、 店頭カタログ『pj HK mini』を制作している。
編集長は、PJ編集/手島。
日本のPJを紹介する記事ページを作ったり、 カタログ最新号を凝縮し、写真は同じでも デザインで工夫して全く新しいものに再編集。 時によっては、 ステッカー&ポストカードセットに形自体を変えるなど、 趣向をこらして海外のカスタマーを楽しませている。
彼女はアメリカ留学経験があるので、 制作上で海外とのやりとりが発生すると 英語仕事を一手に引き受けている。 もちろん中国語は専門外だが、彼女には語学力を越えたガッツがある。
PJ制作が終わるやいなや、香港カタログ制作に入り、 香港スタッフから現地で好まれる商品やビジュアルの傾向、 どんな読み物が好評だったかなど細かくリサーチし、制作に反映。 もちろん、香港では好評。 用意したカタログはすぐに無くなってしまうそうだ。
今後も海外進出の際には様々な仕事を任される人材であることを とうとう自覚したのか、 慣れ親しんだ葉山から都内へ引っ越しを決意。 物件を押さえたところで、
「コタクさん、電気とか水道はどうやって開栓するんですかね?」
と、さっそく「一人暮らしの心得」をリサーチされた。 初めての一人暮らしは、楽しい! but 寂しい!ぞ。 がんばれ、てっしー!
GJ Editor in Chief小宅巳奈