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June 29, 2008 3:38 PM
昼食に泥亀汁をつくりました。 といっても、作ったのはほとんど母ですけどね。
泥亀汁と書いて「どんがめじる」と読む。
胡麻入りのおみをつけに、茄子を浮かせたものです。 茄子の切れ目が亀の甲羅に似ているので、こう呼ばれているんだとか。 夏バテの予防にもいいらしいです。
うちでは、茄子を揚げて投入しました。 揚げ茄子、大好き! これと玄米をいただき、元気いっぱいです。
この泥亀汁、先日『谷崎』でいただいて、気に入りました。 鎌倉駅近くにある、カウンター8席だけのこじんまりした懐石料理のお店。 谷崎潤一郎の一族の女性が手掛けていました。 過去形なのは、先週の日曜で閉店してしまったから。
行きつけのお店が閉まるのは、寂しいですね。 元々、十年間だけとおっしゃっていたそうですが、 本当に残念。
お料理はもちろん、 器や窓から見える小さな箱庭やいけてあるお花や、 とにかく空間のすべてで「季節」が味わえる。 四季、というけれど、ここに来ると、 鎌倉には季節が十二はあるんじゃないかと思えるぐらい、 鮮やかに、その時々の旬を感じさせてくれるお店でした。
隣が政宗という刀の工場なので、 ランチの時は、かんかん、かんか〜ん、と鍛冶の音が聴こえるのも、 またいい感じで。 ここに来ると、ふだんのちゃかちゃかした生活の流れを いったん止められる気がしてました。
変わっていくものと変わらないものと、 それから消えていくものと、 それぞれに違う愛着を感じます。
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Novelist甘糟りり子