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December 23, 2008 1:32 AM
書かなきゃいけない原稿がかなりのっぴきならない状況だっていうのに、 いや、そういう時だから、というのもあるけど、 手元にあった本、つい読んじゃいました。
今年の2月に刊行された『ティファニーで朝食を』。 村上春樹さんによる新訳版。積ん読本になっていたので。
カポ—ティ大好きの私は、もちろん龍口さんの旧訳も読んでます。 その時も楽しんだけど、私も若かったせいか、 ホリーの魅力をちゃんと理解できてなかったかも。
今回、この作品の良さを再確認。 というか、私の「ティファニーで朝食を」感が さらに更新されたのです。それも、色鮮やかにね。
ホリー・ゴライトリーという主人公の女の子の魅力にくらくらした。 自由で、はすっぱで、気高くて、 何より自分自身を愛している。
同時に、自分のことを生真面目で他人の反応におびえてばかりいる つまんない女だなあと思いました。しゅん。
小説を書くことに煮詰まったら、 いい小説を読むこと。これが一番の処方箋だな。 時間的にはますます厳しくなったけど、 今のこの時期、これ読んで良かった!
うじうじしていた悩み事項もちょっとさっぱりしたな。 ホリーに「そんなの、あなたがそうしたかったんなら、それが正解だったのよ」 っていわれた気がする。百年もののブランデーでも飲みながら。ね。
物語の可能性を身を以て感じられた。 ゲームとかテレビドラマとかじゃなく、 やっぱり、文章だけで想像する、 もっというと書かれていない部分まで想像する。 そういう受け身じゃない、能動的な娯楽は他にはない高揚がありますよ。
これを読んで、小説の強さを知れた。 書く勇気がわいたよ!
村上春樹さんのあとがきにもあったけど、 ホリー・ゴライトリーは、オードリーのイメージじゃないな。 少なくとも原作のは。 突き抜けたはすっぱさは、何も知らない純粋よりもさらにピュア。 そういうのは、オードリーの個性とは違うんじゃないかな。 ま、映画は原作とはかけ離れたラブコメディですから、 映画の配役としてはいいんだろうけど。
「ティファニーで朝食を」 これは絶対に小説で楽しむべき! オードリーのことは忘れてね、
さぁ〜いよいよ、時限爆弾のスイッチが入れられた感じ! 明日からまきまきで書かないと。 クリスマスとかいって浮かれてられませんよぉ。
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Novelist甘糟りり子