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ETSUKO SATO

  • プロフィール

    • 1969年東京生。1992年早稲田大学教育学部卒業後、株式会社博報堂、外資系化粧品ブランド(クラランス、ゲラン)のAD/PRマネージャーを経て、2001年アートディレクター佐藤可士和のマネージャーとしてSAMURAIに参加。大学や幼稚園のリニューアル、病院のトータルディレクション、数々の企業のCIやブランディング、商品及び店舗開発など、既存の枠組みにとらわれず、アートディレクションの新しい可能性を提案し続けるプロジェクトのマネージメント&プロデュースに幅広く携わる。
      著書に「SAMURAI 佐藤可士和のつくり方改訂新版」(誠文堂新光社)、「オトコらしくない、から、うまくいく」(清野由美氏との共著/日本経済新聞社)、「佐藤悦子の幸せ習慣」(講談社)他。

テーマ

サーチ

2011.08.16

プライドランド

『ライオンキング』にはまってここまで来た息子にとって、
マサイマラは「プライドランド」。
『ライオンキング』では、ライオンの群れのことをプライドと呼んでいて、
サバンナは、ライオン王が治める王国なのです。

そして『ライオンキング』では、ヌーが重要な登場人物。
とにかくヌーの大群が見たい!と言っていた息子ですが、
ものすごいシーンを間近でたくさん見たケニア滞在の後、
「なにがいちばんすごかった?」と聞いたら、
「ヌーの大群」とのこと。

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ライオンがヌーの群れを襲おうとしていたところ?
と聞くと、「じゃなくて、ヌーの大群」。
初志貫徹です(笑)

ちなみにメスライオンがヌーの群れに音もなく近づき、
その後に静かにオスライオンが続いてハンティングの状況を見つめるという
緊迫の場面にも出会いました。

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ライオンたちが、私たちの車を横切って、
ヌーの群れとの距離を詰めていくのは、本当にすごい緊張感でした!
ちなみにこの時はヌーに5mぐらいと迫ったところで
一斉にヌーが走り出して狩りは不成功。
ヌーの脚の速さはすざまじく、これはライオンもなかなかたいへんだわ…と
思いましたが、いつも逃げ切れるわけではありません。

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ヌーを食べているメスライオンですが、
これも目と鼻の先。
風下に来るとふだんのプライドランドではまったくしない異臭がして、
生と死を感じずにはいられませんでした…。

生と死、と言えば、私的にいちばんすごかったのは、
川を渡ろうとしていたアンテロープ3頭の最後の1頭が、
あと少しのところでワニに捕まり、
脚を折られて既にほとんど動けなくなっている場面。

ワニは獲物を水中に引き摺り込んで食べるようですが、
アンテロープも大きいので一撃でというわけにはいかず、
何度か噛みついていました。

これは口を90度に開けて、首に噛みつこうとしている瞬間…

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思わず悲鳴をあげてしまいました…。

でも急所は外れて、アンテロープもまだそのまま…
アンテロープと目があって、「ごめんね…何もしてあげられなくて」と
心から思ってしまいました。

恐らくそこはカバの縄張りだったらしく、
そこにかなり接近して来た一匹のカバ。
カバの威嚇で、ワニが思わずひるんで少し遠ざかった瞬間、
アンテロープが最後の力をふりしぼって、少し岸を登ろうとしていましたが、
1本の脚がもうだらんとなってしまっているので無理…

またワニが戻ってきて睨み合い。
ガイドによると、ワニもカバは怖い、
そしてアンテロープも大きいので無駄な体力消耗は避け、
アンテロープが弱って沈んでいくのを恐らく1時間ぐらい待つだろうという
ことだったので、その場は立ち去ることになりました。

息子は「カバが助けに来た!」と大感動。
カバがレイヨウ(ライオンキングでは、アンテロープやガゼルを「レイヨウ」と
呼んでいます)を背負って岸まで運んであげたね。
カバ、すごいね、優しいね!」とさかんに言っていました。

4歳なので、私も「そうだね」と言うにとどまりましたが、
たとえそんな奇跡が起こったとしても、
あの折れた脚では岸に上がっても死しかなく、
野生の厳しさ、Circle of Life(生命の連環)をまざまざと感じた衝撃でした。

このすごいシーンを抜いて、佐藤的にいちばんだったのは、
2頭のオスライオンのこの様子。

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息子も「あ、シンバとムファサだ!」と叫んでいましたが、
いつもは真剣な表情のライオンの、思わず愛情を感じる瞬間で、
私もこのシーンは、ベスト3のひとつです☆

2011 08.16 23:03 |POSTED by ETSUKO SATO
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